千原桜保存会

CHIHARA SAKURA

千原桜保存会継承

この度、創立60周年記念事業の一環として、地元城西地区の千原桜保存会の役割を熊城会及び千原台高校が継承することとなり、校内に千原桜苗木生育場を設置した。

これまで、城西地区の有志の方々により引き継がれていた千原桜保存会であるが、高齢及び後継者不足のため、熊城会及び千原台高校に白羽の矢が立った。

千原桜は、山桜の一種で、ソメイヨシノより一週間ほど遅れて咲く。花は八重と一重との交じりで咲き、純白にして何とも言えない風情がある。葉は、グリーンの色が鮮やかで、若木のころは花より先に葉が出るが、老木になれば花が先に咲く。

約100年前は、城西小学校の門前に樹齢200年の老木があり（大正14年道路拡張のため伐採）、花見の時期は芝居小屋ができ飲食店等が立ち並び、夜桜見物で賑わっていたとのこと。

なお、千原台高校の校章は、千原桜の八重の花びらが、いつまでも限りなく躍進するイメージでデザインされている。